交通政策基本計画 ⑦

目標② 地域の実情を踏まえた多様な交通サービスの展開を後押しする

(趣旨)
人口急減、超高齢化等の社会の構造変化に的確に対応し、利便性、快適性、効率性を兼ね備えた新たな交通サービスを提供する。

(施策)
<これまでの取組を更に推進していくもの>
○コンパクトシティ化などの都市構造転換等に併せ、自家用車から公共交通機関への転換による道路交通の円滑化を促進するため、バス交通の利便性向上を図るとともに、道路交通を補完・代替する公共交通機関である LRT・BRT 等の導入を推進する
○人口減少や少子高齢化に伴い地域の生活交通の維持が困難となる中で、生活交通ネットワークを確保・維持するため、民間事業者のバス路線の再編等による活性化、コミュニティバスやデマンド交通の効果的な導入を促進する。
○自転車の利用環境を創出するため、安全確保施策と連携しつつ、駐輪場・自転車道等の整備、コミュニティサイクルの活用・普及、サイクルトレイン等の普及、各種マーク制度(BAA マーク、SBAA マーク等11)の普及など、自転車の活用に向けた取組を推進する。
自治体又は民間事業者が設置する、相互利用可能な複数のサイクルポートからなる、自転車による面的な都市交通システム一般社団法人自転車協会により安全面・環境面において基準に適合していることを示す(BicycleAssociation Approved)マークであり、BAA マークは一般自転車、SBAA マークはスポーツ用自転車の基準適合を示す。その他「幼児2人同乗基準適合車マーク」など。
○高齢者を含むあらゆる世代に新たな地域の手軽な足を提供し、生活・移動の質の向上をもたらすため、新たな交通手段である「超小型モビリティ」の普及を推進する。