物流品質

(1)物流品質の種類
①納期:顧客と約束した納期を守ること
②正確性:悲壮ミス、中身違い、伝票記載ミスがないこと
③貨物品質:納品するモノに損傷や劣化などがないこと(温度管理、賞味期限管理なども含む)
④事故防止:労働災害、交通事故、作業事故などがないこと
⑤印象:ドライバーの対応など顧客へ与える印象がよいこと
⑥環境対応:排気ガス対策やエネルギー対策、廃棄物削減対策など、地球環境へ貢献すること


(2)物流品質管理
①作業者教育
人間は完ぺきではない。
間違いやミスを犯さない人間はいない。
管理が必要である。
人間のミスやエラーを防止するための基本訓練には、反復練習や、指差し呼称確認などがあります。
目標や目的の明確化と伝達、作業方法の見直し、設備や情報システムの改造、疲労回避、健康管理なども、品質向上には効果があります。
②設備・システム・作業環境
フール・プルーフ、フェール・セーフ、バックアップシステム、情報技術の活用、ハンディーターミナル、デジタルタコグラフ、ドライブレコーダー、
照明、空調、騒音、整理、整頓、色調、疲労回復、ストレス低減
③管理体制
企業トップから作業現場までを巻き込んだ取り組みが望まれます。
標準書の更新など日常の管理が大切です。
トップは方針を明確に打ち出す。現場はパートを含めた小集団活動など。

明確な方針
パートを巻き込んだ小集団活動