包装の適正化、標準化

適正包装の定義
適正包装とは、省資源,省エネルギー及び廃棄物処理性を考慮し,合理的で,かつ,公正な包装。
輸送包装では,流通過程での振動,衝撃,圧縮,水,温度,湿度などによって物品の価値,状態の低下を来さないような流通の実態に対応した包装をいい,
消費者包装では,過剰包装・過大包装,ごまかし包装などを是正し,同時に欠陥包装を排除するため,保護性,安全性,単位,表示,容積,包装費などについても適切である包装をいいます。. (JIS Z 0108)

消費者包装とは、物品などが消費者の手元に届く際の(個装の形態としての)包装をいう 。 包装紙などで綺麗に包むためには、知識や技術が必要である。
また、包装に使うための紙は、包装紙と呼ばれ、様々なものが、日用品店や文房具店で販売されている。 なお、包装用の プラスチック 製 フィルム は ラッピングフィルム と呼ばれる。
消費者包装では、過大包装、過剰包装、ごまかし包装などを是正し、同時に欠陥包装を排除するため、保護性、安全性、単位、表示、容積、包装費などについても適切でなければなりません。

包装標準化のメリット
①包装材料の発注ロットが大きくなるため、コストダウンが可能になる。
 段ボールケースの発注量が100枚以下の場合と1,000枚以上の場合を比較すると、箱単価は2倍以上の違いとなってしまいます。
 また、包装材料を標準化すると、資材管理の面でもメリットがあります。
②トラックやコンテナなどの物流機器の寸法と対応した包装寸法に標準化することにより、積載効率が向上し、物流コストが低下します。
 JISで包装の標準モジュール寸法を決めています。
*放送を標準化してメリットがあるのは小型で大量の製品です。

包装のモジュール化
包装モジュール寸法はJIS Z 0105に規定されており、550×336㎜と600×400㎜の2系統があります。
550×336㎜系統はJISのT11型パレット(1,100×1,100㎜)を基準にしたもので、一方を2分割、他方を3分割したものです。
輸送包装の基本となる系列寸法は7種類あります。基本寸法を整数分割したものはほぼ100%の積載効率が得られます。