知っておきたい物流関連用語
SCM
戦略的な経営管理手法のこと。
商品の資材調達から、消費者販売に至る個々の業務プロセスを、1つのビジネスプロセスとしてとらえ直し、企業や組織の壁を越えてプロセスの全体最適化を継続的に行い、
製品・サービスの顧客付加価値を高め、企業に高収益をもたらす戦略的な経営管理手法。
CPFR
CPFRとは「Collaborative Plannng Forecasting Replensihiment」の略語であり、小売事業者やメーカー・中間卸業者が互いに協力する取り組みのことです。
それぞれがPOSデータなどをもとに需要予測をおこなうため、欠品を防止するだけではなく、在庫削減にも効果があります。
VMI(Vender Mnagement Inventory)
部品メーカーなどが納入先の需要情報に基づき在庫管理を行ないながら欠品が発生しないように納品する在庫管理手法のこと。
REIT(Real Estate Investment Trust)
不動産投資信託のこと。投資家から集めた資金で不動産を購入し、賃貸収益や売却益を投資家に配当する。
アメリカで1960年に誕生し、1990年代に取引量の拡大に繋がった。
ゲインシェアリング
契約から一定期間後に物流事業者が削減したコストを、荷主と分け合うという契約の一方式。
LMI(Logistics Managed Inventory)
物流業者管理在庫のこと。
3PLの業者として物流業者が調達部品を自社の在庫として保管し、JIT(ジャスト・イン・タイム)で納入先に届ける方法のこと。
WMS(Warehouse Management System)
物流センターにおいて業務を効率化するために利用する倉庫管理システムのこと。
物流倉庫の入出庫管理~在庫管理・労務管理・ピッキング・梱包出荷など様々な業務情報を管理することも可能。
ASN (Advanced Ship Notice)
事前出荷予定データ(事前出荷明細送付)のこと。
EDIシステムにより、ベンダーからセンター又は店舗への納品予定として送られる。
商品が入庫あるいは納品される前に、納品予定数などの情報を事前に相手先へ送付することで、荷受け場での検品作業が軽減され、作業効率を向上させることが可能となる。
フォーマットは国内標準化がされているが、業種によって異なっている。
SCMラベル(Shipping Carton Marking Label)
出荷梱包表示ラベルといい、物流の検品作業を簡素化・効率化するために開発された納品ラベルのこと。
このラベルには、内容明細や伝票番号などが表示されており、梱包箱を開けなくても検品が可能となる。これにより、大幅なコスト削減と物流スピードアップに繋がっている。
DPS (Digital Picking System)
ピッキングの間口に表示機を設け、表示された数量の物品をピッキングするシステムのこと。
ピッキングリストが必要ないため、ペーパーレスにつながり、ピッキングミスも減る。しかし、表示機の設置が必要なために、コストがかかる。
RFID (Radio Frequency Identification)
小型化が進んだタグに情報を書き込み、接触することなく情報を読み取ることが可能な装置のこと。
ICタグ(情報を記録するチップと無線通信用アンテナを組み合わせた通信装置)や無線ICタグ、無線タグはRFIDと同じものを指す。
Suica、EdyカードなどはRFIDを使用した技術となる。