交通政策基本計画㉚
③ ICT 等による情報の活用をはじめとして、技術革新によるイノベーションを進める
(趣旨)
交通サービスの高度化及び信頼性・利便性の向上や交通に関する諸課題の解決を進めるに当たり、情報通信技術をはじめとする各種技術の開発・活用が極めて重要である。
(進め方)
○交通分野でも、いわゆるビッグデータの活用による交通計画策定、各種案内やサービスの高度化等の可能性が出てきており、これらに係る ICT の活用方策、交通統計情報の充実が必要となっている。
○また、情報技術を活用した利用者向け情報提供等に当たっては、高齢者、移動困難者を含め利用者が使いやすい情報提供の手法に配慮しつつ推進することが求められる。
○交通分野では、例えばリニアモーターカーやハイブリッドシステム、燃料電池など、様々な新技術の開発が日進月歩で進んでおり、今後も、水素、自動走行システム、ICT を活用した交通インフラ点検・診断技術、フリーゲージトレインなど、交通分野における先端技術の積極的な開発・導入を進める必要がある。
○併せて、先進的な取組の普及を促進するため、いわゆる先端技術開発のみならず、衛星測位技術等他で開発された先端技術の交通分野への適用、コストダウンの推進や汎用システムの開発といった、交通サービスの普及・向上・改善に向けた技術の開発、さらにこうした技術導入を可能とする基準の見直しや実証実験の実施などにも合わせて取り組む。