物流サービスについて

一般的に、物流サービスが向上すると売り上げが増加するが、物流サービスの提供に要するコストも増加します。
(サービスレベルとコストはトレードオフの関係)


・代表的な物流サービス
〇在庫サービス(在庫アベイラビリティ)
〇リードタイム(受注~納品)
〇注文ロット数
〇営業時間(24H対応、365日対応など)
〇商品品質(賞味期限など)
〇精度(納品率、時間指定遵守率など)
○流通加工(値付け、セット組など)
○情報処理(問い合わせ対応、貨物追跡サービスなど)
○引き取り、回収(不用品など)
○輸送付帯作業(時間指定、大型商品などの設置など)
○印象(ドライバーの態度や言葉遣いなど)

・物流サービスの管理サイクル
①自社の物流サービスの現状調査(把握されていないことが多い、クレームがなければよしとしていることが多い)
②自社の物流サービスの現状調査の分析・評価と物流サービスレベルの設定(データー、聞き込み)
③実行体制の確立と推進
④成果の測定と改善

顧客満足は顧客の期待レベルに対する提供サービスのレベルで評価します。
顧客の期待レベルに応えていたとしても、競合企業がそれをしのぐサービスを展開していることもあります。
コストを抑えるために、協業他社と同レベルのサービスレベルに抑えるという選択肢もあります。
競合他社のサービスレベルを調査するときは、自社のサービスレベルの実体調査を行うときに併せて行うのがいいです。

サービスレベルを顧客の要望どおりに設定すると、コストがかかりすぎてしまい、利益が出なくなることもあります。

自社の物流サービスレベルをどうするかは重要な経営判断となります。(対競合、新規顧客の開拓、物流コスト)