物流サービス水準の設定

物流サービス水準は、物流部門にとっては物流システム構築の前提条件となります。
過剰な物流サービスは大きなコストを生みます。しかし物流サービス水準は顧客との取引条件と位置付けされます。
顧客満足はその企業の経営判断事項となります。


複数部門間での調整を要する物流サービス水準の設定では、それを変えることによるコスト変化とそれにより期待される売り上げ増加額を明確化し、
それを納得したうえでの合意が必要となります。


取り決めたサービス水準は、顧客に提示し、取引条件として合意することになります。
物流サービスの項目の例としてしては下記のようなものが考えられます。


・受注手段(電話、FAX、EOSのみ)
・受注締時間
・納入リードタイム
・最低受注ロット
・受注単位
・納品携帯(パレットの場合は11型パレットのみ)
・納品時付帯作業
・時間指定対応
・流通加工
・返品

ドライバーの身だしなみも大切です

物流サービスを管理するためには、取り決めた物流サービス水準が守られているか、品質は保たれているか、その実態を把握し、問題を早期に発見して、改善策を考えてそれを実施するという物流管理サイクルをまわす必要があります。
また、実態は数値で把握する必要があります。