倉庫内作業の種類

倉庫業務は、製品・商品を保管し、受注オーダーに基づき、過不足なくタイムリーに出荷していく役割を担っています。
この業務に基づき、倉庫内作業は以下に分類されます。

1.入荷業務
入荷とは納品された商品を受け取ることです。
この際に気を付ける事は、納品された商品が予定通りであったか確認することです。
入荷した商品やその数が間違っていた場合には仕入れ先に指摘し、対応してもらう必要があります。

2.入庫業務
入荷した商品を棚に格納することです。
倉庫の管理方法には商品を既定の棚に入庫する固定ロケーションと任意の棚に入庫することができるフリーロケーションがあります。
固定ロケーションの場合には、間違った棚に入庫してしまうと、商品が見つからなくなったり、場合によっては誤出荷の原因になったりします。
また、フリーロケーションの場合には在庫管理システムなどによりどこに商品を格納したか管理する必要があります。

3.出庫業務
格納した棚から、出荷する商品を取り出す作業です。
どこに何が保管されているかを管理するロケーション管理が行われている場合には、どこの棚に商品があるのかすぐに確認することができ、スムーズに出庫することができます。
また、ロケーション管理が行われていない場合には商品が置いてある場所を覚える必要があります。

4.出荷業務
出庫した商品を配送、配達すべくその準備を行う業務です。
その際に重要となるのが、出荷する商品が予定通りか確認するための出荷検品で、この作業を適切に行わないと誤出荷が発生してしまうことがあります。

5.棚卸作業
棚卸しとは、倉庫内に在庫がどれくらい残っているのか数量を調べる作業を指します。
また、在庫数を調査するだけでなく、商品の品質を評価して価値を算出する「資産評価」も棚卸しの大きな目的の一つです。