物流センターの業務改善 

業務改善の視点
(1)保管効率
物流センターの費用の多くを占めるものが、保管料です。
レイアウト、ロケーション割の工夫を行い、保管効率を上げ
使用スペースを少なくすることが、センター費用の低減に大きく寄与します。

(2)人件費の構成

人件費については、作業効率を上げるとともに、人件費単価を下げること、つまり派遣社員、パート・アルバイトの戦力化が望まれます。
物流センターにおける物量の変動は大きい。その波動を吸収するためにも、非正社員の活用は不可欠です。そのためには、業務の標準化が必要となりなす。

業務改善のための分析
(1)組織体制の分析

物流センター業務を運営するうえでの業務分掌、指揮命令系統が規定されているか?


(2)レイアウト分析

保管効率の向上を目的とし行う。
空きロケの数、オーバーフローしている商品などをチェックする。
空きロケが多いといううことは、保管効率が悪いといううことです。
多品種で商品の入れ替わりが激しい場合は、フリーロケーションをの導入を検討する。


(3)作業フロー分析
各セクションにおける1日の作業フローを作成します。
フロー上にムダがある場合、それが要改善点となります。


(4)要員配置
個々の要員について、何時から何時までどの作業を行っているかを調べます。
これにより、時間帯別の要員配置の見直しを行うことができます。


(5)ロケーション分析
在庫のABC分析を行い最適はロケーションを実現します。
Aランク品を固めすぎての渋滞に注意が必要です。

高度な分析を行うには、シュミレーションシステムが有効です。